四国ツーリング/ママ
何処へ行こうかと考えた時、まだ行った事がなかった四国が
頭に浮かんできて、、、、念願の四国ツーリングです。

(1999.11.21〜11.27 6泊7日)
走行距離 2345 km


11月21日(日) 走行距離377km 

ありす11:45AM発→奈川黒川渡→奈川寄合渡→(境峠)→薮原→R19(木曽福島)→中央道中津川I.C→名神尼崎I.C→健康ランド「あま湯ハウス」泊

ありすを出発、中津川まで初めて下道で行ったけど名古屋まで意外と近いなぁと思いました。高速に乗るまで休憩したのはどこかの道の駅で1回。次に休憩したのは高速の「内津峠P.A」。11月の日曜日にP.Aがこんなに混むものかとビックリ。バイクも沢山駐車されていてビモータのグループが話し掛けてきてくれました。サヨナラしてからベンチに座っていたら、オジサンライダー2人に「さっき国道19号を走っていたでしょ」と話し掛けられしばらく話し込んでしまいました。ソロで走っているといろんな人と出会えて得した気分になっちゃいます(^.^)

それでも四国でゆっくりしたかったのでなるべく初日は距離をかせぎたく、、、でも既に4時頃だったような気が。
燃料を入れて、気合もいれて内津峠P.Aを出発。京都あたりまで大渋滞でクタクタだったけど更にその先の尼崎まで行く事にしました。

今回も職業柄、いろんなペンションに一泊二食付きで泊まりたかったのですが、出発する前にどんな宿があるか調べたところ、意外にペンションが無い事がわかり、これは健康ランドかな、とありすより西方面の健康ランドをチェックしてました。尼崎といえばありすのスタッフの「にっしゃん♂」の家がある所。あとでわかったのですがこの日泊まった「あま湯ハウス」からは車で2〜3分の所だったらしいです。あま湯ハウスに到着したのが夜の8時頃だったか、久しぶりの長距離で疲れていたので早く寝て明日に備えようと今回はにっしゃんに連絡を入れずにご飯を食べて寝てしまいました。それにきょうは初日からいろんな人としゃべり過ぎた!
今までいろんな健康ランドに泊まったけど「あま湯ハウス」はめずらしく浴衣、ナイスでした(^.^) 施設もきれいでしたし。。。ただ、夜から朝方にかけてすごく寒かったです。寒くて何度も起きてしまいました。途中で暖房切られちゃったのかな。

11月22日(月) 走行距離251km 

あま湯ハウス→南海部品神戸店→明石海峡→鳴門海峡→南海部品高松店→「やしま健康ランド」

ありすを出発する時はとっても寒かったけど西へ西へ向かうほどポワ〜ンと暖かくなっていきました。南国だぁって感じがしましたネ。あま湯ハウスを8時50分に出発してR2の西宮津門店スカイラークで朝食。あぁ人様の作ってくれた食事でしかも上げ膳据え膳、、なんて幸せなんだろう(^○^)
ファミレスの朝食でこんなに感激できる私は幸せ者?!

四国に入る前に立ち寄る所が、、南海部品の神戸店。オーナーのBMWの部品のおつかいを頼まれたのと、神戸店の社長さん「神戸仙人」さんに会いに行く事。今回のツーリングの前から私のジャケットとかタンクバックとかそれから某MLでは日頃からいろいろとお世話になっておりました。お会いできて良かったです。

さてさてのんびりもしてられず早く四国入しなくちゃ。

明石大橋

明石大橋を渡ってすぐの「淡路SA」から撮ったものです。感激しました。四国へ渡ったぁ〜って実感した時です。これが明石海峡かぁ〜!!!
ココのSAで福島のライダーさんと話しこんでもう午後2時。このライダーさん、福島の自宅からココまで一度も高速を下りずに来たとか。途中、名神の多賀SAにある宿泊施設に泊まったらしいです。へぇ〜。


明石大橋入り口の「この先○○メートル二輪転倒注意」の看板にビビリました(^^ゞ

鳴門海峡

阪神淡路大震災がウソのようにおだやかな島でした。
その淡路島を横?縦断?して鳴門公園に行きました。
長い長いエスカレーターに乗って展望台に。。。でもとっても良いお天気だったので海峡は穏やかで渦などはどこにも見当たらなかったです。なぜか晴れた霧の摩周湖に行った時の事を思い出してしまいました。

次の目的地は、、南海部品の高松店
時間的にもきょうの宿泊先は高松あたりになりそうだから丁度良かったです。
高松店の社長さん「うどん仙人」さんは神戸店の神戸仙人さんのお兄様。やはりある某MLでお世話になっており、高松店で働いている一色さんという若いお兄さんは以前に寒い寒いやはりこの時期にありすにお客様として来て下さったので久しぶりの再会です。うどん仙人さんには高松でとってもお世話になりました。
この日夕食をご馳走になってしまいました。一色さんも一緒(^.^) 初めて食べたホンモノの讃岐うどん。今まで食べた事のないうどんでしたネ、、うどん自体がベツモノでした。私がご馳走になったのは「ポン酢味」でした。本当に美味しかったです。なんでも讃岐うどんのカルボナーラとかもあるそうで、、また食べに四国に行きたい。

そしてうどん仙人さんにはあの全国的規模の「DUCATI OWNER'S CLUB OF JAPAN」代表の西久保さんを紹介して頂き、お会いする事ができました。高松で喫茶店を経営されていてそのお店に連れて行って下さいました。そしてその夜の宿泊先、高松の「やしま健康ランド」にまで道案内して頂き、何から何までお世話になりました。この健康ランドは今まで泊まったそれの中で一番BIGな施設でした。


11月23日(火) 走行距離259km 

「やしま健康ランド」→(R32)→小歩危・大歩危→祖谷渓→(R32)→道の駅「大杉」→南国市→黒潮ライン→桂浜→横浪黒潮ライン→中土佐町→久礼→「ライダーズイン中土佐」

朝から雨、、きょうの泊まりは一度泊まってみたかった「ライダーズイン」にしようと取りあえず泊まれるかどうかだけ朝のうちに電話で確認。高松からR32で土佐方面へ南下して行きました。
朝お腹が空いたので道の駅「滝宮」・陵南町うどん会館に立ち寄る。でもまだ時間が早すぎてうどんにありつけるには30分程待たなくてはいけなかったのですが、、、前日、うどん仙人さんから「香川県以外のうどんは食べちゃダメだヨ、うどんじゃないから」と言われていたので意地でも待つ事にしました。で、食べたのですがやっぱりきのうご馳走になったうどんとはちょっと、いやいやだいぶ、じゃなくて全然違っていたかな。。同じ香川県でもホンモノの讃岐うどんとはベツモノでした、、残念。でも四国に入って驚いたのが、とっても値段が安い事。信州の蕎麦はそれまでの過程を考えると高いのは当たり前かなって納得もできますが、讃岐うどんはホントに安い!釜揚げなんて300円代の値段で食べられるんですヨ、ビックリしました。あぁまた行きたい、また食べたい。

大歩危・小歩危

お腹一杯になったところで又カッパを着て出発。R32をひた走り大歩危・小歩危へ。土佐方面へ向かうと最初に小歩危・そして大歩危。何か展望台のようなところがあるのかな〜って思いながら走っていたら結局何もなくいつの間にか過ぎちゃいました。本当は10月下旬頃になると吉野川沿いのこの一体は紅葉ロードとなるらしいです。大股で歩いても小股で歩いても危険というのが名前の由来だそうです。
って事は遊歩道みたいなものがあるって事だろうか。。

祖谷渓・かずら橋

秘境・祖谷渓へ。きれいな祖谷川沿いの道は快適。でもかずら橋に行く為の駐車場までの最後の部分はさすがに秘境といった感じで細くてクネクネの急坂、しかも歩いている人が沢山。コワイコワイ。

カズラ橋はカズラと丸太で作られれた吊り橋で、長さ42m・幅2m、足下から200m下の水面が見えます。が私は怖くて渡る事ができませんでした(^^ゞ


うどん仙人に「フシギな蕎麦」と教えてもらった「祖谷そば」を食べました。蕎麦のようなうどんのようなボソボソと太い麺でフシギな食感、すぐちぎれてしまいます。でもこのボソボソ感はそば粉100%のものと同じ気がしたのは私だけでしょうか。。。うす味でした。

そして「アメゴの塩焼き」は乗鞍でなじみ深い虹マスよりも肉厚でしっかりしていて美味。


アメゴを焼いているオジサンに「アユ」はメス、「アメゴ」はオトコだよ!と言われて「食べた事がないからアメゴ」と言った私、、、妙にあやしい会話でした(^^ゞ
帰る時、駐車場のオジサンが「単車の人だね、、いいや」と駐車料金を無料にしてくれました。きっとずぶ濡れの私を可哀相に思ったにちがいありませんネ。。「気ぃつけてな」と言って見送ってくれたオジサンの情けは土砂降りの雨の中だったけどあったかい気持ちになりました。そのあと走っていたらカニさんがカニ歩きで川の方へ歩いて行ったのを見て更にほのぼのとした気持ちになれた私でした。

道の駅「大杉」

R32を更に南下すると道の駅「大杉」があります。日本一の大杉として名高い杉の大杉はそれぞれに南大杉、北大杉と呼ばれる二株の大杉からなっており推定樹齢3000年の巨木です。根本の周囲がそれぞれ約20mと16.5mもあり高さは60mと57m。国の天然記念物に指定されています。今は亡き美空ひばりがバス事故に遭遇し九死に一生を得た時この大杉に「日本一の歌手になれるように」と願掛けをし、文字通り日本一のスターになった彼女は当時お世話になった人達へのお礼も兼ねて再びココに参拝に訪れたそうです。


*またR32を走るような事があったら、、、ココは、、、今度は通り過ぎる事にしよう!!(^^ゞ

いよいよ南国土佐へ。。。

桂浜

せっかく土佐に来たことだし、坂本竜馬に会いに行きました。

桂浜はお天気が良かったら最高にいいんだろうなって思いましたがなんせ雨!雨!雨!


もう夕方、、、お天気が雨という事もあってやたら暗くて淋しい気持ち。。
ライダーズインまでちゃんとたどり着くだろうかと不安に。。。その後その不安は的中(*_*)

桂浜からずっと海岸線をひた走ります。。黒潮ラインで土佐方面へ。気持ちよかったぁ、けど気持ちはあせっているのでした(^^ゞ
その先の横浪スカイラインは雨でもこんな夕方でもそれでも感動しました。晴れていたらどんなにか、、と。横浪スカイラインは県道47。宇佐大橋を渡りこんな夕方どこへ行ってしまうんだろうこの道、と不安になってしまったけどそんな思いも海岸沿いをちょっと走ったらふっとんでしまいました。海岸沿いのあとは山を上りつめて稜線上を走る道となり稜線を走っていると左手に黒潮が流れる雄大な太平洋を望めるんです。波が砕け散る風景やそんな複雑な入り江が稜線の間から何度も見えます。道も走りやすく飛ばせます。でもココは飛ばすより景色を楽しみながら且つ、ワインディングも適度に楽しめて本当に気持ち良く走れる道です。

横浪スカイラインも終点、、あ〜現実が。。土佐久礼駅前の消防署で道を尋ねたら「こんなに真っ暗でこれからあの道バイクで通るの?」と言われ、でも言われた通りそれからのライダーズイン中土佐までの道程は真っ暗な雨の中で最悪でした。午後6時20分チェックインでした。

ライダーズイン中土佐
雨でびしょ濡れだった私を暖かく迎えて下さったスタッフの方に感謝です。乾燥室や洗濯機も有り、各部屋にはトイレ・洗面・シャワーも有り素晴らしい。各入り口ではバイクの洗車もできる。一つだけ難点が、、部屋の明かりが暗い事、それだけでした。でもそんな事は全然平気だよ〜ん(^○^)


長屋みたいだけどプライベートはちゃんと確立。


室内。朝わかったんだけど窓の向こうは海でした


この日の宿泊費は確か3500円以内。。